水都:大阪のバラ祭り
都会のオアシス「中之島・靭公園」
(10月22日(土)第67回例会報告)
コース:JR大阪環状線・大阪城公園駅~大阪城~藤田邸跡公園~桜ノ宮橋~大川~
天神橋~中之島公園~土佐堀川~肥後橋~靭公園~JR大和路線・難波駅
13Km JRふれあい レベルA---「初心者・一般向き」ほぼ平坦
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今回は、水都大阪のオアシス「中之島、靭公園」のバラ鑑賞に出かけました。
曇り空でしたが、ウォーキングには快適な気候です。JR大阪城公園駅から大阪城ホール、青屋門、豊国神社---へ、
桜門から大阪城「天守閣広場」に到着。きらびやかな天守閣が金色に輝き、歴史のドラマを今に伝える「大阪城」の雄姿が目の前にそびえています。
「大阪城」は大阪のシンボル・今まさに、大河ドラマ「真田丸」のひのき舞台です。
戦国時代にタイムスリップしたような雰囲気を醸し出していました。
観光客、修学旅行生、遠足の子供達---と大勢の人で一杯。特に外国からの観光客が圧倒的・当時を忍ぶ「戦国衣装」で天守閣をバックに記念撮影---など、大変な大阪城ブームです。
京橋口から桜ノ宮公園へ、川沿いの「旧藤田邸跡公園」に立ち寄りました。
明治期の藤田財閥・「藤田伝三郎」氏の庭園で、現在は桜之宮公園の一部として無料開放されています。藤田氏は明治の大阪経済界の大立者・大阪商工会議所の発起人で、第二代会頭を努め、関西を代表する実業家でした。
「桜宮橋」を渡り対岸へ、「大川」の満ち溢れた碧色の流れは清らかで、街中とは思えない静かで落ち着きのある開放感、いつまでも眺めていたい「大阪のセーヌ川」でした。
「アクアライナー」が遊覧中でした。大阪城公園~中之島周辺の名所を、ゆったりと循環する観光クルーズ船で、流線形のデザインが水上に映え、乗船客が、こちらに手を振っていました。機会が有れば乗船して水上から大阪の街を見るのも良いのでは---。
「天神橋」の螺旋スロープを降り、堂島川と土佐堀川に囲まれた「中之島公園」に到着。大阪有数のバラの名所です。明治24年に大阪市で初めて誕生した公園で、(延長1.5km、面積10.6ha)と大変広く、都心のオフィス街に在りながら、静かでゆったりとした水の流れ・見事なバラ園・歴史的建築物など---、緑溢れる都会のオアシスです
。その美しい景観は「大阪みどりの百選」にも選ばれています。
バラ、バラ、バラ---の競演・「バラ園」に到着。約310種(3700株)と多くの種類が植えられ、行き届いた手入れにも驚きです。ほぼ満開、色とりどりに開花しており、まるでこれから始まる華やかな舞台の緞帳(どんちょう)のように、優雅な花絵巻でした。花を愛でる人々---バラと記念撮影---大変賑わっていました。
「ばらぞの橋」から、中央に至る「ばらの小径」は大花壇です。1800年代から現代までのバラが年代順に植えられており、バラの歴史や特徴ある華麗な花びらが楽しめました。
清流とバラ花壇に囲まれた芝生広場で、ピクニック気分の昼食タイムでした。
中央公会堂、中之島図書館---と、レトロで古い建物が並んでいます。「中央公堂」は大正7年に建てられた堂々とした赤レンガの建物で、ネオ・ルネッサンス建築の傑作にあげられ、中之島のシンボルとして親しまれています。
大阪市役所、日本銀行前から、川沿いに「中之島緑道」を港方向へ。淀屋橋から続く緑道は、ケヤキ、ツバキ、ツツジなどの緑とともに、表情豊かな10体の「彫刻」が設置されており、心安らぐ「アートの道」となっています。
両岸には、大阪を代表するオフィス街・モダンなビル群が空高くそびえています。
肥後橋から四ツ橋筋を通り、「靭公園」(うつぼ)に到着しました。
平成16年に「バラ園」がリニューアル、3400株が植えられており、中之島公園と並ぶ大阪の「バラの名所」となりました。真っ赤、純白、可愛いピンク、オレンジ---と色彩かに咲き誇こる美しさに感動しました。中央には、子供用の噴水・水遊び場が設けられており、家族連れで賑わっていました。
靭公園は、甲子園球場約2.5個分の東西に延びる広大な公園で、オフィス街に近くサラリーマンやOLの昼の憩いの場・「テニスセンター」は国際試合など全国的に知られています。
なにわ筋を南に信号が多いのが難点ですが、コースとしては結構よかったのではないでしょうか。40分後JR難波駅にゴール。179名のご参加、有難うございました。
「大阪のバラ」・「大阪のセーヌ川」満喫頂けましたか?
次回は、11月4日 人気コース「山の辺の道」へ 「秋の味覚」もお楽しみに。
大自然満喫---南泉州里山めぐり
「永楽ダム」から「水間観音」へ
(10月7日(金)第66回例会報告)
コース:JR阪和線・熊取駅~京都大学原子力研究所~永楽ゆめの森公園~永楽ダム~
遊女の墓~水間観音~(水間鉄道・水間観音駅)~JR阪和線・熊取駅
(18(14)Km JRふれあい レベルC---「健脚向き」高低差のある坂道あり/距離有り
永楽ダム(写真をクリックすると拡大します)
秋晴れの清々しい朝です。今回は大阪府の南端、泉南郡「熊取町」を訪れました。
永楽ダムから水間観音へ、緑豊かな自然環境に恵まれた南泉州・「奥山雨山自然公園」大自然周遊ウォークでした。
「熊取町」は貝塚市と泉佐野市に隣接し、人口約44,000人・大阪府の町村では最大の人口を誇ります
。 閑静な住宅街、多くの企業・学校--、郊外へは田園地帯---と広がり、大阪のベッドタウンとして活気ある街です。
JR阪和線・熊取駅より62号線(粉河街道)を南に。秋まつりが近いのか、町内では
多くの提灯が吊るされ祭り準備万端です。田舎に帰郷したような?なつかしい光景でした。
広大な敷地に白いコンクリートの建物が見えて来ました。「京都大学原子炉実験所」です。(---原子炉による実験及びこれに関連する研究を行うことを目的----)の説明板あり、見学も可能と、一度は訪ねてみたい場所です。
小高い丘に大変美しい校舎、学校法人浪商学園「大阪体育大学」が見えてきました。高校、大学が併設されており、熊取町は緑につつまれた大変閑静な文教の地でもあります。
黄金の稲穂に溢れる田園を抜け、阪和自動車道をくぐると「永楽ゆめの森公園」に到着。
“元気いっぱい!夢いっぱい!みんなが楽しめ、みんなに誇れる公園”をコンセプトに、昨年11月にオープンしたばかりの新しい大変美しい公園です。
甲子園球場の約4倍の広さ、府内最大級の大型すべり台、珍しい遊具、スケートボード広場など、また、自然の地形を生かした散策路、高台の「見晴らしの丘」---、関西国際空港、淡路島、明石海峡大橋などが一望できます。そよ風が気持ち良い快晴の秋日和、早めの昼食休憩に致しました。
午後は、「永楽ダム」へ、湖畔が碧色に映えていました。
永楽ダムは、熊取町の重要な用水源で「大阪みどりの百選」・「水源の森百選」に選定されるなど、緑豊かな自然公園です。周囲、約2kmのハイキングコースが整備されており、春には約1000本の桜・ソメイヨシノが咲き誇る「桜の名所」でもあります。
美しい畔(ほとり)・ダム沿いを山深い奥山「雨山自然公園」(あめやま)に入って行きました。豊かな自然環境に恵まれ和泉山脈の一部・雨山を活用した大森林公園です。南北朝時代に、山頂(314m)に「雨山城」(南朝方の山城)が築かれ、現在は、雨乞いの山として「雨山神社」が祀られています。
なだらかな登りが続きます、行き交う人や車も殆ど見かけない「こもれび」程度の静かな森林浴道でした。峠の横には、ひっそりと「町営斎場」がありました。
一転して、ルンルン気分の下り道に。紅葉には少し早い深緑の中、快適なウォークが続きました。途中、「遊女の墓」・雨山の郷・「たわわ農業庭園」前を通過。貸し農園や菜園が多く、「たわわ農業庭園」では、午前中、朝市が開かれ新鮮な野菜が販売されているようです。
永楽ダムから約2時間、再び阪和道を潜り、やっと「水間寺」(水間観音)に着きました。
中間地点(14キロ)・14時でした。起伏の多い山道、ご苦労様でした。約63名がゴールされ、近くの水間鉄道(水間観音駅)から帰宅されました。健脚組は,さらに国道170号線をJR阪和線・熊取駅へ、15時10分にゴール。大和ウォーキング協会としては遠くでの例会でしたが、173名のご参加を頂き有難うございました。19キロの長丁場、大変お疲れ様でした。
次回は10月22日(土) 水都大阪のバラ祭り「中之島・靭公園」を巡ります。お楽しみに。
[永楽ダム]
昭和43年(1968年)に完成しました。見出川の上流に灌漑用水・上水道水を確保するために築かれ、熊取町の重要な用水源となっています。大阪みどりの百選、水源の森百選、などに選定されるなど緑豊かな自然と桜の名所となっており「 奥山雨山自然公園」の中心です。
[ 雨山城・奥山雨山自然公園 ]
南朝軍と北朝軍が戦を繰り広げた要城として有名な「雨山城」(あめやまじょう)。南北朝時代(1346年)に、楠木氏正成一族の「橋本正高」が築いたとされる南朝方にとって泉州地方の拠点となった山城(314m)である。紀州と泉州を結ぶ戦略上重要な山城でした。
現在は、「奥山雨山自然公園」として、「雨山神社」が鎮座し、雨乞いの山として信仰を集める熊取の象徴的な山で、四季折々が楽しめる大森林公園です。約130ヘクタールもの広大な敷地には、アカマツなど天然林が豊かに繁り、5つのハイキングコースがあり、特色のある自然と触れ合えるコースとして親しまれています。 2箇所の展望台からは、和泉葛城山系や関西国際空港などの雄大な眺望が楽しめます。