是非 歩きたい道:人気の里山 

落ち葉踏み踏み「矢田丘陵自然歩道」

(12月22日(土)第116回例会報告)

コース:JR大和路線・法隆寺駅~法隆寺~松尾寺~国見展望台矢田丘陵自然歩道

    矢田峠~矢田寺~大和郡山総合公園~富雄川~JR大和路線・大和小泉駅

 (15Km JRふれあい レベルB---「一般・やや健脚向き」多少の起伏/坂道あり)

 画像をクリックすると拡大して見れます。 

 今年最後の例会です。神様のいたずら? 早朝から小雨が降り続いています。

是非歩いてみたい初冬の里山「矢田丘陵自然歩道」・心地よい地道の感触、急な登り坂、起伏ある丘陵、落ち葉踏の大自然満喫でした。

 悪天候にも関わらず、JR法隆寺駅に107名のご参加、感謝で一杯です。

 矢田丘陵は、斑鳩から生駒の中央部にかけて南北に縦に長く連なる、なだらかな丘陵で身近に自然が感じられる「近畿自然歩道」です。「美しい日本の歩きたいみち・500選」にも選ばれている奈良屈指の「丘陵」コースです。

 「法隆寺」到着。6世紀に聖徳太子が建立した日本を代表する名刹で「世界最古の木造建築物」として日本で初めての世界文化遺産に登録されました。国宝・重要文化財の建築物群と仏教美術の宝庫です。

 法隆寺カントリ-傍の登山口から「松尾寺」まで「十三丁」の石標あり。約2キロ40分のきつい登りです。11時30分「松尾寺」到着。「日本最古の厄除け寺」と称され、「バラの寺」としても知られています。普段なら、境内の高台から斑鳩の里・法隆寺・遠くは葛城連山----と見渡せる素晴らしい眺めですが、今日は霞で覆われていました。お疲れ様、境内で早めの昼食に。

午後は雨も殆ど止み、松尾山(330m)の急坂を抜け「国見台展望台」に。

晴れなら 奈良盆地のほぼ全域が見渡せ、山並みに 若草山、竜王山、三輪山---「大和の国」大展望の眺望もお預けでした。

 深緑の樹林に覆われた、アップダウンの繰り返し、静寂な「矢田自然歩道」がどこまでも続いています。ブナ系の木々が多く 森林の息吹も心地よく、周りが都市化の進む中、身近に自然を感じ 落ち葉踏みしめての柔らかい感触、まさに丘陵の耽美です。行き交う人にも殆ど逢わない「矢田丘陵」借切り、癒しのウォークでした。

 矢田峠から 急坂を「矢田寺」へ下山。大和郡山市運動公園からJR大和路線・大和小泉駅に、14時30分ゴール。落葉散る里山&大自然:enjoy頂けたでしょうか?

 

今年も「大和」にお付き合い 有難うございました。皆様のご厚情 感謝申し上げます。

どうか 良いお年 お迎えください。

新年 1月4日 初詣例会--「薬師寺」で、お逢いしましょう。

例会報告と写真集をアップしました。クリックしてご覧下さい。

会員のB 氏から例会報写真集に写真に提供が有りました。有難う御座いました。



古都:冬の風物詩[華やかな時代行列]

「春日若宮おん祭り」見物ウォーク

(12月17日(月)第115回例会報告)

コース:JR大和路線・奈良駅~鴻池運動公園~般若寺~奈良少年刑務所跡~大仏池東大寺

    ~奈良公園~奈良県庁前(解散)---おん祭り見物---JR大和路線・奈良駅

    (10Km  JRふれあい レベルA ---「初心者・一般向き」

 今日は師走の17日---880年余りも続く古都奈良の伝統行事「春日若宮おん祭り」見物に。

正式名は「春日若宮おん祭り・御渡り式」毎年12月17日に行われ、お旅所御仮殿へ遷られた「若宮神社」のもとへ、芸能集団や祭礼に加わる人々が参勤する 古風な時代行列です。祭りは12月15日~18日の4日間に亘り 行われています。

 日使(ひのつかい)を先頭に 時代装束をまとった多くの行列が 県庁前から奈良市内、春日大社参道のお旅所(御仮殿)へ、延々約2.5キロのコースを練り歩きます。平安時代から江戸時代に至る風俗を満載した 華麗な時代絵巻が繰りひろげられるのです。数十頭の馬や約千人の伝統行列で、華やかな装束が楽しく 大和の国の歴史の深さが実感できる 古都の時代絵巻・「おん祭り」のハイライトです。

 JR奈良駅に 197名のご参加有難うございました。

午前中は鴻池運動公園から奈良公園へとウォーキング。早めに奈良県庁前公園にゴール

し、行列(御渡式)を思い思いの場所で ご自由に見学頂く事にしました。

 正午:県庁前から長い「時代行列」が スタート致しました。

時代衣装に身を包んだ あでやかな物詣(ぶっけい)姿の女性や騎馬隊が先導し、美しい白馬に白衣姿の可愛い稚児が騎馬しています。華やかな行列(お渡り)が県庁前公園~近鉄奈良駅前~JR奈良駅前~三条通~春日大社参道~お旅所---へ、約2時間の行列が続きます。沿道は大変な見物客で お祭り気分一杯でした。

春日大社参道では、流鏑馬(やぶさめ)・能楽等、古式豊かなイベントも催されました。

 奈良にも このような古式豊かで華麗な行列・時代絵巻があったのです。

皆さん、お楽しみ頂けたでしょうか?

次回 12月22日 今年最後の例会:初冬の里山・落ち葉 踏み踏み---「矢田丘陵」へ お待ちしています。

 

  [春日若宮おん祭り]

 古都奈良の一年を締めくくる春日大社の摂社「若宮神社の祭祀」として、奈良公園で毎年12月15日から18日まで4日間に亘り行われている祭りです。大和一国を挙げて盛大に執り行われ、1136年に関白藤原忠通によって始められてから880有余年にわたり一度も途切れることなく開催されています。おん祭で奉納される猿楽(能)や雅楽、神楽や舞楽などの芸能は中世以前の芸能の継承・保存に大きな役割を果たし、「春日若宮おん祭神事芸能」として、国の重要無形民俗文化財に指定されています。

毎年17日・正午から、平安から江戸時代に至る古式ゆかしい時代行列・「御渡り式」が奈良市街を練り歩きます。御旅所で国の平安を祈念する祭典が厳粛に行われ、夜遅くまで数多くの神事芸能が奉納されます。



平成30年度 新企画「奈良を歩こう」

毎月10日・10Km・10時集合

参加費 300円(会員・非会員とも:6回参加で1回無料)

第11回【奈良を歩こう・10日ウォーク】

開催日:12月10日(月)

タイトル: 晩秋の[春日山原始林]ウォーク「柳生街道」から「春日山遊歩道」へ

コース:JR大和路線・奈良駅~ならまち大通り~志賀直哉旧居~滝坂の道~首切地蔵

    ~春日山遊歩道~春日大社~興福寺~JR大和路線・奈良駅 

天気:  曇りのち晴れ

距離:  10Km (JRふれあいハイキン)対象ウォーク

参加者: 170名

例会写真:Joker(Mr.K)氏から組み写真の提供が有りました。クリックしてご覧下さい。

     10日ウォーク写真集をアップしました。クリックしてご覧下さい。



晩秋の京都:紅葉ベスト巡り「清水寺・知恩院

永観堂・南禅寺」(12月1日(土)第114回例会報告)

コース:JR京都線・京都駅~五条橋~清水寺~高台寺公園~円山公園~知恩院~岡崎公園

    ~丸太町通り~永観堂~南禅寺~京都地下鉄・東山駅

     (14Km JRふれあい レベルA---「初心者・一般向き」ほぼ平坦)

 南禅寺にて、クリックすると拡大します。  

 行楽にぴったりの気候・好評の「晩秋の京都・紅葉ベスト巡り」でした。

優美な貴族文化が花開いた日本屈指の観光都市「京都」:清水寺、高台寺、永観堂、南禅寺---紅葉を愛でながら 錦秋の東山・enjoyウォークへ。

 鴨川沿い「ひかり公園」に、286名のご参加有難うございました。

 東大路通から 急坂の大谷本廟を抜け「清水寺」へ。赤門と呼ばれる鮮やかな「仁王門」がお迎えです。華やかな大展望「清水の舞台」は平成の大修理中、しばらくの目隠しです。 奥の院へ続く「もみじ坂」は圧巻、鮮やかに包まれた紅葉の森でした。

 清水坂・三年坂・八坂の塔---観光客、外国人で大渋滞---「高台寺」へ。

豊臣秀吉の正室「ねね」が建立した女性ゆかりの寺で、夜はライトアップされ 更に美しく紅葉の木々を照らします。

 古都の雰囲気漂う「石塀小路」(いしべこうじ)を抜け八坂神社に。石畳の閑静な路地と

茶屋、お土産屋が連ねる独特の小路、晴れやかな着物姿の外国人女性が多いのにも驚き。

 岡崎公園で昼食後、哲学の道から「永観堂」(別名--禅林寺)へ。古来より「もみじの永観堂」とうたわれる京都屈指の名所で、11月中旬頃から約3000本のイロハモミジやオオモミジが池泉回遊式庭園を彩り、多宝塔や御影堂などを飾ります。

まさに、目の覚めるような紅葉・錦秋真っ盛り、朱色、黄色---鮮やかな色絵巻、境内は

散りゆく落ち葉---の赤絨毯、見応えありました。入り口は 観光客で溢れんばかり---。

 「南禅寺」へ。京都で「五山之上」に 位置づけられた別格の名刹です。

寺域が奥広く,お堂が大変立派 大きな「三門」も有名。今まさに散りゆく紅葉で溢れ

晩秋の雰囲気でした。奥に位置する「水路閣」は、明治23年に作られたレトロな赤レンガ造り(古代ローマ風)の建築---静寂な紅葉とのコントラストは最高のビューポイントです。現在も活躍中の水路。

14時20分、「ねじりまんぽ」(トンネル)手前でIVVお渡し、地下鉄蹴上駅ゴールに。

次回は 12月10日奈良を歩こう「春日山原始林」・晩秋の紅葉 お楽しみ下さい。

                   

[五山乃上・南禅寺]--(ござんしじょう)

 南禅寺は「五山乃上」と呼ばれ、京都五山および鎌倉五山の上におかれる別格扱いの寺院で、日本の全ての禅寺のなかで最も高い格式をもちます。京都五山及び鎌倉五山より格式が高く「五山乃上」といいます。