大安寺名物:健康ご利益ウォーク「竹供養・がん封じ笹酒祭り」(6月23日(木)第59回例会報告)

今回は朝7時現在「例会実施場所の奈良市」「大雨警報」が出ていた為、例会は中止としました。

コース:JR大和路線・奈良駅~三条通り~興福寺~東大寺(大仏殿)~二月堂~春日大

    社参道~浮見堂~歴史の道~紀寺交差点~大安寺~JR大和路線奈良駅

    (13Km JRふれあい「レベルA---初心者・一般向き」ほぼ平坦 

 早朝の天気予報に、驚きと信じがたい事でした。奈良市に「大雨警報」が発令されています。誠に残念ですが、本日の例会は「中止

と致しました。

年間予定表にご案内の通り、(午前7時に、該当地区に「気象警報

」が発令された時は中止)の規定に基づくものです。

 

小雨模様にも関わらず、JR奈良駅には約100名の熱心なウォーカーが集まって来られました。IVVを全員にお渡しして、例会「中止」の旨、丁重にお詫び致しました。

 

 8時45分には、奈良市の「大雨警報」も解除され、天候も快方に向かってきました。

 折角だから「希望者のみでも、ウォーキングしたい」との要望多く、スタッフも同行する事に変更致しました。

 

 本日は、大安寺恒例の「竹供養・がん封じ笹酒祭り」です。午前中はウォーキング・午後に大安寺を参拝致しました。笹娘による笹酒がふるまわれ、酒の薬効が相俟って御利益あらたかと言われています。

 

 JR奈良駅を出発し、三条通、興福寺、奈良県庁前から地下道を抜け奈良公園に向かいました。依水園、東大寺戒壇院、“奈良の大仏さま”で親しまれる「大仏殿」前から、北側の裏参道を進みました。参道は白壁・土塀・石垣---に囲まれた石畳の緩い登り坂で、心が和み、落ち着いた荘厳な雰囲気が漂っていました。

 

 突如、見上げるように長い回廊---斜面に建つ大きな古寺---「二月堂」です。

3月に「お水取り・修二会(しゅにえ)」が営まれ、旧暦の2月に行われてきたことから、「二月堂」の名がついています。離れてぽつんと建つ姿は、独立した美しさを秘め、静かな威厳に満ちています。山の斜面に建てられた「二月堂舞台」からの眺めは、晴天なら天平文化が花咲いた奈良盆地を見渡すには絶好のロケーションで、生駒の山々や奈良市内の素晴らしい眺望を満喫出来きます。1300年の歴史を刻み続ける“奈良のスカイツリー”でしょうか。雨は止んでいますが、残念ながら、視界はかすみ、今一つでした。

 

 三月堂、四月堂、手向山八幡宮と通り抜け、若草山麓から春日大社参道へと向かいました。参道では多くの「鹿さん」達が出迎えてくれました。エサ(鹿センベイ)を乞うように、目先まで近寄ってくる、その愛らしい姿には魅了されます。外国人の多いのにも驚きです。昼食場所の「浮見堂」に到着。浮見堂は鷺池(さぎいけ)に浮かぶ六角形のお堂で、水面に静かに写る姿が美しく、水畔での新緑の木々に囲まれてのランチタイムでした。

  午後の出発、青空に変わり暑くなりました。「ならまち」からJR万葉まほろば線を横切り、約1時間で「大安寺」到着。

 タイミング良く、虚無僧、笹娘、僧侶が虚無僧の尺八の音色に合わせ、山門から入山し本堂に向かうところでした。臨時バスも増発されるなど、境内は参拝・観光客が多く見られました。

 がん封じ祈願の「笹酒」の拝受を受ける青竹杯(500円)を喜納する人々が多く見受けられました。本堂では「竹供養の法要」が行われ参拝者で一杯でした。読経が一段と響いていました。

 着物姿の美しい笹娘さん達が青い竹筒で「笹酒」を注ぐ順番待ちの長い列が出来ていました。御酒のお代わりも自由で楽しく拝受させて頂きました。朝からのお天気の影響もあったのか、いつもの賑わいは無くやや静かな「竹供養・がん封じ笹酒祭り」でしたが、風情ある光景は奈良の風物詩です。

 

 約30分の「自由拝観」の後、JR奈良駅にゴール致しました。2時10分でした。

昼食時に一時雨が降って来ましたが、ウォーク中は降雨もなく、暑くもなく、結構、快適なウォークでした。午後からは快晴の青空となり、大変残念な例会となりました。

「警報による中止」にも関わらず、多くの参加頂き、重ねて有難うございました。

 

 次回は、7月8日 浜風そよぐ、セレブな海岸「芦屋浜ビーチ・マリーナ」散歩です

。ご参加お待ちしています。

  [大安寺―竹供養・がん封じ供養・笹酒祭り]

 日本人の生活に密着してきた竹の徳をたたえ、中国の竹酔日の故事にちなんで、毎年

、1月23日と6月23日に行なわれる恒例の大安寺名物「竹供養」の儀式です。同時に「がん封じ祈祷」も行われます。奈良時代の光仁天皇が寺の竹で造った猪口で酒を飲んで長生きしたという故事にちなんで、「笹酒」がふるまわれる様になりました。風雅な青竹づくしの祭儀で、太い竹筒に入れた酒を青竹の杯で受ける「がん封じの笹酒」として広く知られています。

非公式例会報告写真集を掲載しました。大安寺動画も有ります。ご覧ください。

漫歩マンさんの写真集は、掲載されていますのでご覧ください。

また、会員のB場氏提供の写真集も併せてご覧ください。



京都・洛北の深緑に魅せられて 火床「妙・法」&「なからぎの道」へ(6月4日(土)第58回例会報告)

コース:京都地下鉄・国際会館駅~宝が池~泉川~東山「法」~宝が池運動公園西山

    「妙」~上賀茂神社~なからぎの道~京都府立植物園~京都地下鉄北大路駅

    (14Km 「レベルA---初心者・一般向き」ほぼ平坦 

 今回は京都「五山の送り火」火床で知られる、「妙」・「法」を麓より眺めつつ、洛北の深緑を楽しみました。

 曇り空でしたが、風薫る涼しいウォーキングには最適の一日でした。

 

 集合場所の「国際会館駅」は、景観豊かな宝ヶ池にあり京都市の北の玄関です。京都駅から地下鉄でわずか20分の地(鳥丸線の終着駅)ですが、都会の喧騒を忘れ別世界に来たような、緑豊かで静かな高級住宅地に位置しており、そのステータス、象徴のように「国立京都国際会館」「グランドプリンスホテル」---と、国際色豊かな街並みです。

 北には美しい山々が繋がり、比叡山(848m)が神々しくそびえていました。

 駅前の広いロータリーは、修学院離宮、大原、鞍馬、岩倉---方面への路線バスの発着地で、ここは洛北の中心となっています。

 

 ロータリーに隣接して広大な敷地、巨大で斬新なデザイン・「国立京都国際会館」が目の前に迫ってきます。「日本初の国際会議場」にふさわしい堂々とした風格を感じさせました。

 日本の民家を連想させる合掌造りと現代建築の融合だそうですが、巨大な宇宙船のような変わった形状にも見えました。今日は、大きな学会が開催中との事でした。

 高級感溢れる「グランドプリンスホテル」前です。国際会議が開催される期間中は、各国の国旗が一斉に掲揚されるポールが等間隔にずらっと並んでいました。

宝ヶ池の遊歩道は、周囲は緑の木々に覆われ幅の広い整備された歩き易い地道・心癒される散策路になっています。全長は約1.5km、ジョギング・ウォーキング・犬と散歩中など---多くの人に出逢いました。

 宝ヶ池は東山の北側一帯に、江戸時代につくられた「ため池」の周囲を整備し、緑豊かな広大な森・「宝が池公園」として市民の憩いのオアシスになっています。

 

 梅林・野鳥の森・桜の森-・憩いの森---と、公園は各ゾーンに分かれており、四季を通じて景色・花々を楽しむ事が出来ます。途中に「京都府警察平安騎馬隊」の厩舎があり見学、体験騎乗も出来るそうです。

 岩倉川を南に、北園---こどもの楽園----と過ぎ、高野川との合流地点にやって来ました。方向が変わり、南から北の山を眺めつつのウォーキングです。

  目の前は、「東山」(186m)です。(大黒天山)とも呼ばれ、山肌に火床・「法」が在ります。残念ながら、新緑で覆われ、「文字」はわずかに浮かび出ている程度でした。

 麓の妙円寺「松ヶ崎大黒天」に立ち寄りの後、「泉川」沿いを西に進み、「宝ヶ池スポーツプラザ」にやってきました。各種スポーツ施設がある大きな公園です。ここで昼食休憩をとりました。

  ここは、「西山」(135m)がよく見える場所です。(万灯籠山)とも呼ばれ、山腹には「妙」の火床です。残念ながら、こちらも新緑に覆われ一部しか見えませんでした。

 「東の法」・「西の妙」と呼ばれ、二山一対で一つの山と数えられています。火床の数は「法」63カ所、「妙」103カ所だそうです。

 火床は「文字形」の土台が組まれており、相当離れた所からは浮かびあがるように見えますが、今の時期は、近くからですと単なる緑地帯にしか見えませんでした。毎年8月16日の「五山送り火」には夏の夜空を彩り、くっきりと赤く浮かびあがります。

 

 昼食後は「深泥池(みどろがいけ)」・「太田神社」・「上賀茂神社」---へ、洛北の落ち着いた住宅街を抜けて行きました。「明神川」のせせらぎは、大変静かで美しく印象的でした。上賀茂神社は朱色の煌びやかさに加え、その荘厳さは神聖そのものでした。

 境内では全日本写真連盟の撮影会が行われていました。モデルは舞妓さんで、これはチャンスと思いカメラを向けたところスタッフから有料でと拒否されましたが、遠くから望遠でチョイ撮りしてしまいました。(ゴメンなさい)

 神社では結婚式の列にも出合いました。参加の女性から私たちもこんな時があったんだなぁーと感嘆の声が聞こえました。

 上賀茂神社を出て、加茂川の桜並木で名高い遊歩道「なからぎ(半木)の道」を経て「京都植物園」前でIVVをお渡し、地下鉄北大路駅にゴール致しました。154名のご参加有難うございました。大変お疲れ様でした。

 

 次回は6月23日 奈良・大安寺名物「竹供養・がん封じ笹酒祭り」見学です。お楽しみに。

 

  [京都五山送り火]

8月16日,京の夏の夜空をいろどる「京都五山送り火」。祇園祭とともに京都の夏を代表する風物詩の一つです。送り火としては東山如意ケ嶽の「大文字」がもっともよく知られ、ほかに金閣寺大北山(大文字山)の「左大文字」、松ヶ崎西山(万灯籠山)の「妙」、東山(大黒天山)の「法」、西賀茂船山の「船形」、嵯峨曼荼羅山の「鳥居形」があり、これらが同夜相前後して点火され、これを京都五山送り火とよんでいます。

  [国立京都国際会館]

1966年、景観豊かな京都市の北・左京区宝ヶ池に日本初の国立国際会議場として誕生

、地球温暖化防止京都会議やフォーラムなど数々の国際会議や国内会議等が開催されています。

 建物は、日本古来の合掌造り様式と現代的建築様式の融合です。日本的な性格を求められ稲懸けの台形を思わせるモティーフで「寝殿造」・平安時代の建物を模した外見になっています。車寄せから本館・会議場へ続き、メインホール・馬蹄形・楕円形ホールなど多彩な会議室を有し、同時通訳設備を兼ね備えた日本を代表する国際会議場です。

館内は、美しい日本庭園・お茶室も用意され国際色豊かな建物です。京都駅から地下鉄で20分、比叡山とともに借景的景観をなしています。

例会報告写真集はここからご覧ください。

漫歩マンさんの例会報告写真集は、早々と掲載されています。