飛鳥の里山&酒蔵みてある記[喜多酒造]

「彼岸花・ホテイアオイ・案山子・棚田」

(9月21日(金)第109回例会報告)

コース:近鉄吉野線・飛鳥駅~高松塚古墳~朝風峠~案山子ロード~稲渕~石舞台古墳公園

    ~甘樫丘~ホテイアオイ~喜多酒造(試飲会)~近鉄橿原線・畝傍御陵前駅   

     13Km  レベルA---「初心者・一般向き」ほぼ平坦

彼岸花とホテイアオイ 写真をクリックすると拡大して見る事が出来ます。 

 ようこそ明日香へ:古代文化の香り漂う日本の原風景「明日香村」を訪ねました。「飛鳥」は、宮都が置かれていた592年から平城京へ遷都710年まで政治・文化の中心でした。遺跡・史跡が多く残る「日本のふるさと」です

 残念ながら秋雨の降り続く毎日、雨の飛鳥駅に79名のご参加 有難うございました。

 高松塚古墳から柿、みかんの果樹園を抜登り坂のきつい「朝風峠」を越えました。

 視界が大きく開け、眼下に広がる「稲渕の棚田」美しい段々畑が稲穂に溢れ「日本の棚田百選」にも選ばれている景勝地です。彼岸に咲く花「彼岸花」群生地でも有名、棚田が朱色に染まり黄金に輝く稲穂との美しいコントラストは人々の郷愁を誘います。滅多に見られない珍しい「ゴールド」の彼岸花も咲き誇り、豪華絢爛でした。

 毎年「案山子コンテスト」開催中・今年のテーマは「日本の童謡」。

道端に多くの案山子が彩やかに、代表する「ジャンボ案山子」は大河ドラマで人気の、高さ6m「西郷どん」(せごどん)が棚田を見下ろすように堂々と立っていました。

 「夕焼け小焼けの赤トンボ」・「ゆうみん」など童謡をモチーフにしたユニークでカラフルな力作42点、童心に返った思いでした。

 「国営飛鳥歴史公園---石舞台」に到着。飛鳥の象徴的存在で日本最大級の横穴式石室古墳、7世紀初の築造で玄室の天井石と側壁の上部が露出した異様な景観です。

 ---重機もなかった時代に、こんな大きな石をよくも積み上げたものだ---

 あすか風舞台で雨宿り昼食。午後は雨も止み、大和三山に囲まれた田園地帯をルンルン歩き「真っ赤な彼岸花」オンパレードでした。

 「ホテイアオイ」の群生地「本薬師寺跡」到着。水辺に絨毯を敷き詰めた様に咲き誇り、特徴のある華やかな薄紫色の花・丸くふくらんだ花柄が七福神の布袋さんに似ているので、「ホテイアオイ」の名前が付いたとか。今が旬、 涼やかで華ある姿に魅了されました。

 最後にお楽しみの「喜多酒造」訪問・享保3年(1718年)創業の300年続く老舗です。

銘酒「御代菊」はじめ、美味しいお酒を試飲させて頂き 愛酒家にとっては至極の時でした。

14時40分現地解散。降雨の中、大変お疲れ様でした。

 次回は10月10日(水) コスモス満喫「斑鳩三塔」巡りの10日ウォーク

 10月13日(土) 「フラワーフェスタ IN 馬見丘陵」 お楽しみに!



平成30年度 新企画「奈良を歩こう」

毎月10日・10Km・10時集合

参加費 300円(会員・非会員とも:6回参加で1回無料)

第8回【奈良を歩こう・10日ウォーク】

開催日:9月10日(月)

タイトル: 奈良の商都「今井町」&「ホテイアオイ」鑑賞

コース :JR万葉まほろば線・畝傍駅~おふさ観音寺~本薬師寺跡(ホテイアオイ鑑賞)

     ~保健福祉センター~神武天皇陵~今井町~JR万葉まほろば線・畝傍駅

天気:  雨

距離:  10Km(JRふれあいハイキン)対象ウォーク

参加者: 44名

例会写真:10日ウォーク写真をアップしました。クリックしてご覧下さい 



当尾の名刹&野仏の里を訪ねて「浄瑠璃寺

・岩船寺・笑い仏--」(9月8日(土)第108例会報告)

タイトル:当尾の名刹&野仏の里を訪ねて「浄瑠璃寺・岩船寺・笑い仏---」

コース:JR大和路線・加茂駅~千日墓地~岩船寺~石仏の道~(中間ゴール・浄瑠璃寺バス

    停)~大門磨崖仏~(クローバ牧場)~梶ヶ谷隧道・赤橋~大佛鐡道公園~

    (京大農場)~JR大和路線・木津駅

(17/10Km  JRふれあい レベルB---「一般・やや健脚向き」多少の起伏/坂道あり 

  笑い仏クリックすると拡大します。 

 今回は「当尾の里」をめぐりました。当尾(とうの)は京都府木津川市加茂町にあり、多くの野仏が点在し、岩船寺、浄瑠璃寺など 名刹がたたずむ緑豊かな里山です。

「美しい日本の歩きたくなる道:500選」・「美しい日本の歴史風土:100選」に選ばれている風光明媚な所です

秋雨前線の影響で、昨夜より降り続いている雨は終日続く見込み等、参加者は殆ど期待薄と思っていましたが、JR大和路線・加茂駅に59名のご参加有難うございました。やや寂しい限りも自然現象には勝てません。

 出発時には雨も上がり、緑が美しい稲田地帯を抜けて行きます。

---実るほど頭(こうべ)を垂れる稲穂かな---行き通う人も少ない静かな里山の道、ひっそりとお地蔵さんが、清らかなせせらぎが、都会では見られない静かな里山景観です。急な坂が続き、大変きつい登り道でした。

 関西花の寺;十五番札所・「岩船寺」(がんせんじ)到着。「あじさい寺」と呼ばれ、天平時代より隆盛を極めた古寺で 深い緑の樹林にすっぽりと囲まれた落ちついた佇まいです。

 山門下に 旬の野菜、果物、自家製の昔風のお菓子など・吊り店が並び、美味しい草餅も、山村特有の昔懐かしい風景でした。ここで楽しい昼食時間を過ごしました。

 午後は点在する野仏巡りへ。鎌倉時代(作者不詳)に作られたものが多く、笑い仏・カラスの壺(唐臼)二尊像・藪の中三尊磨崖仏など、歴史をタイムスリップしたかのような、安らぎと、いにしえを感じさせてくれます。

 中でも「笑い仏」は一番有名・可愛い「阿弥陀三尊磨崖仏」で微笑しているような穏やかな顔をされているので、このように呼ばれているそうです。夕陽にたたずみ微笑む姿は最高傑作とされ、行き交う人々を優しく見つめています。

 「浄瑠璃寺」は美しい宝池に日本庭園を配し 三重塔とのコントラストが圧巻です。

中間ゴール組は路線バスで帰路へ、健脚組はさらに大門の仏谷磨崖仏を横目に、大佛鐡道の遺構を経て城山台公園(大佛鐡道公園)で休憩後、一路、JR木津駅に。15時20分ゴール

17キロの長旅・大変お疲れ様でした。予報に反し、雨にも合わず快適ウォーキングでした。

 次回は、9月10日 奈良の商都「今井町」&「ホテイアオイ」観賞

     9月21日 飛鳥の里「彼岸花・案山子----」めぐり。「喜多酒造」試飲会もあり