期間限定:秘蔵のフジ公開 京都---「鳥羽の藤」通り抜け(4月25日(月)第55回例会報告)

コース:JR京都線・桂川駅~久世橋~桂川(桂大橋)~上開ノ公園~京都市上下水道局

    鳥羽水環境全センターせせらぎ広場~西高瀬川堤~城南宮~藤森神社~

    JR奈良線藤森駅(13Km 「レベルA---初心者・一般向き」ほぼ平坦 

          「鳥羽の藤」

 「鳥羽の藤」の一般公開日は「4月28日~5月2日」と例年に比し、やや遅れ日程となっております関係で、期間限定の通り抜けは残念にも出来ませんでした。

 皆さん「鳥羽の藤」って、ご存知でしたか? 京都市上下水道局「鳥羽水環境保全センター

」の藤棚が、毎年この時期に限定公開されています。120mの長い「藤棚―通り抜け」が有名で、花房が、紫、ピンク---と色鮮やかに垂れ下がります。

 朝から気持ち良い五月晴れです。会長より「藤の花、入場出来ず申し訳ありません----」とお詫びの挨拶。リーダーより「暑くなりそう---熱中症に充分注意し---早めの水分補給お願い---」と。

 

 「JR桂川駅」は新設されて8年目・訪れる度に周囲の風景が劇的に変っているのには驚きでした。駅前の複合開発で大きな変化を遂げ、広大なショピングモールやオフィスビルなど---次々に完成、新しい大きな街が生まれています。

 

 駅から約15分、「桂川」に出ました。京都府を流れる一級河川で嵐山で京都盆地に出て南流、伏見区で鴨川を併せ、大阪府との境で木津川・宇治川と合流し淀川となります。

 

 「久世橋」から桂川右岸の河川敷を嵐山方向に向かいました。河川敷は緑一杯・花一杯でした。タンポポ、スミレ---と花を愛でながら進みました。遅咲きの「セイヨウカラシナ」(菜の花?)も堤防を黄色に染めています。新緑---路傍の花々---清い水の流れ---と見事なコントラストでした。菜園の畦道を、土を踏みしめ心地よい水辺散歩を楽しみました。

 

 桂離宮手前「桂大橋」でUターンし、対岸の自転車、歩行者専用(サイクリング)ロードを列詰め小休憩をはさみ、昼食場所の「上開ノ内公園」まで約2時間、初夏の陽光を浴びながら快適な「桂川緑道」enjoy walkingでした。

 

 午後のスタートです。公園を右折すると(入場予定だった)京都市上下水道局「鳥羽水環境保全センター」が大きく見えて来ました。広大な敷地に京都市最大規模の水処理施設が工場のように並んでいます。センターを取り囲む外壁通りが綺麗に整備された水路・「せせらぎ広場」です。清い小川---せせらぎ---が、約300m続き心癒された遊歩道でした。

 センター正面入口を過ぎ東門前にやって来ました。公開時には「入場門」となり大勢の観光客・臨時バスで混み合う場所です。今日は公開日で無いため入場できません。素通りです。

 しかし、西高瀬川堤防上から(道路・フェンス越に)「藤棚」の一部を眺める事が出来ました。7分咲き位でしょうか?それなりに見ごたえがありました。棚から降り注ぐ鮮やかな紫色の花房が実に綺麗でした。多くの人がカメラを向けていました。出来れば公開日に藤棚を下から見て観たいものですね!多分感激することでしょう。

 センターに別れ、鴨川橋から「城南宮」に向かいました。落ち着きと歴史ある深緑の静かな宮です。しばしの休憩を取り「城南宮通り」より琵琶湖疏水・京阪本線・黒染駅

を経て、藤森神社でゴール解散しました。道路が狭いので京阪/黒染駅手前の「名水」で名高いの清和荘付近でIVVをお渡しし京阪線、JR線で其々帰宅しました。203名のご参加有難うございました。お疲れ様でした。

 

次回は 5月4日 明治の幻の遺構「大仏鉄道跡」巡りです。里山散歩もお楽しみに。

 

(昨年4月25日・「鳥羽の藤」訪れました---ご参考まで)

全長120mに及ぶ長〜い、鮮やかな紫・ピンク---色の藤棚が続き、美しく垂れ下がった藤は、まさに「藤のトンネル・紫のシャワー」・その鮮やかさ、優雅さは絶品・京都随一のスケールでは-----。京都駅からは臨時送迎バスも出ています。

  平成13年から一般公開され、あまり知られていない「秘蔵の藤」。

「藤棚」は大きく2ヶ所に分かれ、藤の花は37本、ノダフジ(ナガフジ)が多いそうです。入場門からは、まず「芝桜」のある藤棚が迎えてくれ、足下の美しいピンク色の芝桜・大人の風格をたたえる藤の花-----見事なコントラストで、同時に楽しめました。

  

[ 城南宮]

 都の守護と国の安泰を願って、平安遷都の際に京都の南に創建されてから1200年。引越・工事・家相の心配を除く「方除(ほうよけ)の大社」と仰がれています。家庭円満や厄除や安全祈願、また車のお祓いに全国から参拝されます。また古くより、住まいを清める御砂や方角の災いを除く方除御札を城南宮で授かる習慣があります。

 神苑の平安の庭での「曲水の宴」でも有名です。

例会報告写真集はここから動画もありますクリックしてご覧ください。

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桜・桜・桜 古都の花見「佐保川ー川路桜」・「郡山城址ーしだれ桜」(4月2日(土)第54回例会報告)

コース:JR大和路線・奈良駅~大佛鉄道記念公園~佐保川~県立図書情報館~九条公園

    ~郡山城址~大和郡山市役所~JR大和路線郡山駅

    (13Km 「レベルA---初心者・一般向き」ほぼ平坦 

    郡山城址中堀の桜」

 清々しい朝を迎えました。桜が満開・絶好の花見日和です。

奈良随一の桜並木「佐保川」を奈良から大和郡山へ----桜・桜・桜満喫ウォークでした。

 

 JR奈良駅改札出口前広場は大変多くの参加者で溢れました。コース説明・ストレッチ体操後、北へ---油坂・舟橋通りへと「大佛鐡道記念公園」前に来ました。明治時代に「大佛鐡道―大佛駅」の在った場所です。大きな桜木「しだれ桜」が覆いかぶさるように円形に豪快に垂れ下がっていました。

 

 ここから南に「佐保川」両岸には、約1000本以上の桜並木が、大和郡山市との市境まで約5キロ----続き、その美観は奈良県の「景観資産」にも指定されています。本日は花見に最高のタイミングとなりました。昨日の雨から今日は素晴らしい快晴へと、陽光を浴びて、桜が一気に全開したかのような印象でした。

 

 川を覆うように咲き誇こる巨木「川路(かわじ)桜」前にやってきました。案内板には、奈良奉行「川路聖謨(かわじとしあきら)」の植樹・樹齢約160年の「ソメイヨシノ」と。風格ある大きな老木に桜・桜・見事な花振りでした。歴史ある桜木に是非、お立ち寄りを。

 

 万葉集の時代から歌に詠まれ、奈良の中心・やまと盆地を流れる「佐保川」は、どこまでも桜トンネルが続き、川の流れがさらさらと清く、遊歩道はそぞろ歩きにぴったりでした。ここの桜は静かで落ち着いた雰囲気があります。多くの「桜まつり提灯」がぶらさがっていましたが賑やかな出店などはなく、純粋に「桜まつり」を楽しめる光景でした。午前中でもあり、比較的人出も少なく、のんびりと桜風景を堪能出来ました。

 

 白色の立派な建物が見えてきました。開館10年を迎えた奈良県立図書情報館です。広場では珍しく露店が並んでいました。小休憩を兼ねて列詰めをしました。

 

 桜トンネルは、さらに九条公園まで約3キロ続いていました。時々、気持ち良い風が通りすぎ、風に舞う花ビラが美しく情景は素晴らしいものでした。

 

 桜を愛でながらのウォーク・「九条公園」に到着し昼食休憩としました。広い園内は桜満開・色鮮やかに桜花の競演でした。宴会中やお弁当を広げての多くの花見客で一杯、楽しい花見風景でした。

 

 大和郡山市は金魚の名産地です。午後は、金魚の養殖池を通り抜け「郡山城址公園」に向かいましたが、残念ながら、金魚は不在でした。郡山城址公園も満開の桜・桜・桜。酒盛りや花見パーティ中の方々など---人々で溢れ大変な賑わいでした。

 

 郡山城跡を彩る桜は「日本の桜百選」に選ばれています。「第56回大和郡山お城まつり」開催中・見事な桜のオンパレード、見応えありました。前に進むのも、屋台や大勢の花見客で大変な混み合い、大渋滞でした。城内に有名な「しだれ桜」があり見事に咲き誇っています。城外の近鉄線からの全景アングルが最高のビューポイントでした。

 

 最後は「市役所のしだれ桜」へ---と。残念ながら五分咲き位、満開時には美形の素晴らしい花しだれとなります。2時40分、JR郡山駅にゴールしました。290名のご参加有難うございました。終日「桜三昧・桜漬け」お疲れ様でした。ご満足頂けたでしょうか?

 

 (次回例会についてご了解を)

次回例会4月25日-「鳥羽の藤」通り抜け予定でしたが、京都市水道局の公開日が(4月28日~5月2日)に確定。当日は「通り抜け・入場」は出来ませんので、ご了承願います。「ウォーキング」は予定通り実施致します。

 

  佐保川の「川路桜」

 ひときわ大きな「川路桜(かわじざくら)」。江戸末期、奈良奉行だった「川路聖謨(かわじとしあきら)」が、奈良公園・佐保川・平城宮跡に数千本の桜を植樹し、樹齢約160年の川路桜はそのころに植えられたものと記されています。見事な巨木です。川路が奈良奉行を務めたのは1846年からの5年間。赴任中、植樹運動を先導し奈良の市街地の緑化に尽力しました。

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